遺言書の作り方

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遺言書は自作することも出来る

自分自身の意思を遺族に対して確実に伝え、理想通りの遺産分割を進めるためには、亡くなるよりも前に遺言書を作成することが何よりも重要です。

遺言書の作成は難しいと思われがちですが、基礎を押さえておけば自作することも十分に可能であり、効力のある遺言書を家族に残すことが出来ます。

特に内縁関係がある人物に遺産を残したいという場合には、そのままでは遺産相続が不可能ですから、必ず遺言書を作成して特定の人物に相続させる旨を書面に残さなければなりません。

遺言書を作成するための方法

遺言書を作成するためには、用紙の他に消えないタイプのボールペンと実印が必要であり、その他にも戸籍謄本や印鑑登録証明書を用意しておくと便利です。

戸籍謄本は相続人の名前を誤りが無いように確認するために、印鑑登録証明書は実印が間違っていないかどうかを確認するために使用することになります。

遺言書のタイトルはそのまま「遺言書」とし、それ以上の言葉を記す必要はなく、全ての文面を自筆することが基本です。

遺言書の内容には、財産分の指定を始め特定者への遺贈、子の認知、そして遺言を執行する人物の指定などを盛り込むことが出来ます。

財産分与に対して直接的に必要になる情報の他にも、遺言としての効力を発揮することはありませんが、付言事項として遺族への言葉を併記することも可能です。

ここにメッセージを記入することによって、後に起こる可能性がある遺族間の争いなどのトラブルを避けられる可能性があるため、可能な限り記載しておきましょう。

内容に誤りが無いかを確認したら、署名押印を行い、封印をして遺言書の作成は完了となります。

不備なく完璧に遺言書を作成したい場合には、税理士や司法書士、弁護士などに相談し、専門家に作成を依頼することもおすすめです。

この記事の監修者

税理士　原　直哉(ハラ ナオヤ)

司法書士、行政書士、ファイナンシャルプランナー（FP）

経歴
相続において専門家のアドバイスが必要な方に対して、必要なサポートを行っている。