相続人が多すぎる場合の対処方法

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相続人が多すぎる場合には何から手を付けるべきか

遺産相続における相続人の数は家族の数や状況によって異なり、相続人が一人も見つからないケースがあれば、相続人が数十人単位と非常に多くなるケースもあります。

相続人が多すぎて遺産分割協議を思うように進められそうもないという場合には、まずは相続人の代表者を各グループから選定し、代表者同士で話し合いを進めましょう。

代表者を選定すれば、遺産分割協議のテーブルに着く人数を一定数に抑えることが出来ますから、話し合いをまとめやすくなり、スムーズに遺産分割を終えられます。

相続人の代表者を定める際には委任状が必要ですから、代表者に委託する相続人は全員が署名押印し、遺産分割決議に関する委任状を協議前に作成して下さい。

相続放棄をする相続人がいないかを確認する

相続人が多くなると、相続のためにかける費用や日数の割に取り分が少なくなるケースが多いことや、借金などマイナスの遺産が含まれる場合もあるため、相続放棄する相続人も少なくありません。

そのため、相続放棄を希望する相続人がいないかを予め確認しておき、相続放棄したい相続人が見つかった場合には名乗り出てもらうという手段を選ぶことも有効です。

相続放棄を行う相続人は、相続人の一覧から除外することが出来ますから、相続人の頭数を減らしてよりスムーズに遺産分割協議を進めることが可能になります。

相続分の譲渡を認める相続人もいる

身近なグループの間で複数の相続人が発生しているという場合には、そのグループ内で代表者を定め、その代表者に相続分を譲渡するという相続人もおられます。

親しい間柄の人物がまとめて財産を受け取れるように出来れば、協議を進める上では話し合いに参加する相続人の人数を減らせるため、様々な手続きを簡単に進めることが可能です。

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この記事の監修者

税理士　原　直哉(ハラ ナオヤ)

司法書士、行政書士、ファイナンシャルプランナー（FP）

経歴
相続において専門家のアドバイスが必要な方に対して、必要なサポートを行っている。