お葬式を終えた後の相続ですべきこと

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お葬式後相続で始めにすべき財産の確認

被相続人が亡くなり、お葬式を終えてひと段落がついたら、少々慌ただしいようではありますが遺産相続に関する手続きを開始しなければなりません。

ここで始めにすべきなのは財産の確認であり、まずは亡くなった方の意思を確認するために、遺言書の有無を調べ、遺言書がある場合には内容を確認しましょう。

遺言書の確認が済んだら、どのような財産が残っているのかを具体的に調べることになります。

預貯金を始め有価証券や不動産など、換金して利益になる財産はもちろんのこと、借金が残っているかどうかも細かくチェックして下さい。

相続人が複数いる場合には、相続人全員が協議に参加しなければ遺産分割を進められないため、相続人調査を行い、意外な場所に相続人がいないかどうかも確認しておきます。

遺産を相続するか否かを決める

プラスとマイナス両面の遺産を全て確認し、相続人調査も終えることが出来たら、遺産を相続するか否かを検討して決定していきます。

相続放棄という形を取れば、相続人は被相続人が残した遺産を引き継ぐことなく、受け取りを拒否することが可能です。

プラスの財産よりも借金などマイナスの財産が大きい場合や、個人的な理由で遺産相続を辞退したい場合には、相続放棄を行うと良いでしょう。

行政や税務の手続きを進める

遺産分割協議が終了し、誰がどの遺産を引き継ぐのかが決まったら、財産の名義変更手続きを進めていきましょう。

特に不動産の名義変更は手続きが複雑な上に課税対象となるポイントも多く、有価証券の相続には証券口座の開設も必要になるため、時間に余裕を持って手続きを行います。

最後に、遺産の合計が基礎控除額を超過する場合には相続税が発生しますから、税理士に相談を行った上で確実に税務手続きを終え、これで遺産相続は完結です。

この記事の監修者

税理士　原　直哉(ハラ ナオヤ)

司法書士、行政書士、ファイナンシャルプランナー（FP）

経歴
相続において専門家のアドバイスが必要な方に対して、必要なサポートを行っている。