会ったこともない実親の遺産相続はして大丈夫なの？

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実の親でも、なんらかの事情で一緒に暮らしたことも、会ったこともないという家庭環境の人もいるでしょう。
そんな実の親が亡くなった場合、遺産相続の連絡が、子供にはきます。

会ったことがない親でも、戸籍上は血がつながっている肉親であり、お子さんは法廷相続人になるのです。
では会ったこともない実親の遺産相続の流れはどのようなものになるのでしょうか？
まとめてみましょう。

絶縁状態だった親の財産相続はどうやって行う

幼いころに、両親が離婚して、その後一度も父親に会ったことがなく絶縁状態の父親の財産を相続するというケースはそれほど珍しくはありません。
実の父親や母親が亡くなった事実も、病院から送られてきた書類で知ったという人もいるでしょう。

ただこのような場合、自分の親がどのような生活をしていたのか？
財産や借金の有無はどうなのか？などが全くわからない状況なので、そんな相手の財産を相続するというのは非常にリスキーで怖いと感じるかもしれません。

実の親でもあったことがないなど、面識のないような人の相続人になってしまった場合、被相続人と自分がどのような関係なのか、他に相続人はどれくらいいるのか？

被相続人の相続関係をきちんと把握する必要があるでしょう。
きちんと、相続関係を把握しておかなければ、財産を相続するとしても手続きが進みにくいです。

相続財産の詳細をチェックしておこう

相続財産の詳細を知っておくことは非常に大切です。
何もしらずに相続してしまうと、被相続人に多額の借金があった場合、そのすべてを相続することになってしまいます。

特に相続財産の債務調査は、相続をする前提として必ず行わなければなりません。
相続財産の詳細をチェックし、相続人がどれくらいいるのか？を確認した上で、実際に相続するのか、相続放棄するのかを検討しましょう。

この記事の監修者

税理士　原　直哉(ハラ ナオヤ)

司法書士、行政書士、ファイナンシャルプランナー（FP）

経歴
相続において専門家のアドバイスが必要な方に対して、必要なサポートを行っている。